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【ラノベ】高木敦史「"菜々子さん"の戯曲」感想

“菜々子さん”の戯曲  Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫)“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 (角川スニーカー文庫)
(2010/07/31)
高木 敦史

商品詳細を見る

 
最近読んだラノベの感想でも書く。
 
読んだ後に気付いたのだがこれスニーカー文庫なのか。何となく納得。
何やら学園小説大賞という賞において優秀賞をとり、さらにはWEBで全文公開というラノベ業界では初の試みも実施しているようで、スニーカー文庫の力の入れ具合が伝わってくるなあ。
 
ジャンル的にはミステリーになるんだろうか。
学園小説らしく、それほど難解で理解に苦しむような謎ではなく、勘の良い人なら気づけるだろうが、しかしその推理過程がキャラの心理と行動にマッチしているので、読んでいて面白い。
 
で、本題。
 
(以下ネタバレあり。注意)
 
語り手である坪手明が探偵役。
ヒロインであり、明に事件の説明をする菜々子さんが犯人役。
という構図が面白いと思った。
最後のドンデン返しにもその構図が上手くハマっていてオチがついているし。菜々子さんの愛が重いねん。

この作品で一番面白いと思ったのが、ヒロインであり物語の中心人物である菜々子さんの身辺に起きている事柄が、"菜々子さんの口から語られている"情報しかないこと。
主人公の坪手明くんは寝たきりで目も開かぬ状態なので、外界、とくに菜々子さん周りの情報を知る術が菜々子さんの口から語られていることを信用するしか無い、ということ。
 
なので初め読んだときは、たぶんここらへんの設定で仕掛けをしてくるな、と思ったが、菜々子さんが嘘をついてる箇所は見抜けなかったなー、ちょっと悔しい。
まあ菜々子さんが犯人だろうな、というのはまあ中盤までのミスリードでわかるので、逆に犯人じゃありませんでしたー!
の展開は素直に”おお!”となった。
ここらへんは明くんの考えすぎな地の文の推理に引きずられたので、うまいと思う。
 
 
しかし植物人間状態の明くんに、ずーっと話をしていた理由が罪滅し的なメンタリティでもなんでもなく、元々明のことが好きだからやっていた、という理由が徐々に明かされていくのは、結構ホラーだなあ、と思う(笑)
たぶんここのミスリードが作者の仕掛けた大一番の舞台装置なんだろう。
事件部分の謎は、それもそれで大事だけど、菜々子さんが一体どういった心境で、植物状態の明くんに話しかけていたか、という。そこが一番ヤバいという。
 
そこらへんの、菜々子さんの心境が明らかになるエピローグでは、読者はもはや震撼するしかなく。
だって明くん、(徐々に菜々子さんから離れていこう。菜々子さんのためにもそうするべきだし、菜々子さんも事件のことは忘れたほうがいいし)みたいな気持ちを、詩的な感じで美しく述懐しているっていうのに、当の菜々子さんは(もう逃がさねーよ)状態なのが笑える。すげーなこれ。
菜々子さん、狙った獲物は逃がさないんですか。そうですか。
 
言い方は悪いが、蜘蛛の糸に捉えられた憐れな供物を連想する。
間違ってはいない気がする。
 
  
次巻も出るらしい、というのが一番驚いた。
菜々子さんと明くんの二人の物語的には、一端ここで終わっているのでどう続けるのか気になる。
このコンビで事件解決とかやるのだろうか。
でも菜々子さんの行動原理って、かなり明くん本位というか、明くんの心を縛るためなら何でもやるけど、それ以外って興味なさそうだしなあ…。
あ、でも明くん、結構別れる気マンマンだからそこらへんを何とかするために事件を利用して(解決ではなく)明くんの呪いを増やしちゃうゾ☆大作戦でもやる気だろうか。

結構気になるので次巻も買おう。
 
Category | 読書
   22:19 | Trackback:0 | Comment:2 | 
 
 
 
 
 
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
管理人のみ閲覧できます  2010.08.23 Mon 23:04 [Edit]
 rabitbike [URL] #Vdz.lraQ
"管理者にだけ表示"
ですけど、これ返信しても大丈夫かな…。問題ありましたらすぐ消しますね。
 
>nagoさん
ラノベは昔の方が沢山読んでましたね~。貧乏学生にとっては漫画よりコストパフォーマンスがいいものですから(笑)
今は書店で気になったのとか話題になったのを読むぐらいです。
>「とある飛空士への追憶」
読みました読みました!もうマジ泣きましたよ…。
"追憶"はもう自分の中で2008年ベストですね。2009年は紫色のクオリア。2010年は…まだ様子見で(笑)
  2010.08.24 Tue 21:22 [Edit]






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