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急転直下。
二転三転する状況と、危険なくらい可愛すぎる蝉。
マジで今月は目が離せねえ。どうなってんだコレ。どうなってんだコレ。
そして、
いーわーにーしー!!
オーマーエーなー!!
(以下ネタバレあり。注意)
表紙は「魔王 JUVENILE REMIX」verの蝉。うわぁ、懐かしい。
しかしこれセピア調でまとめられて、なんか「午後のティータイムでも」みたいな雰囲気だけど、ばりばり殺人現場かーい。蝉さん、寛ぎすぎておる。
今月は単行本1巻発売もあわせて、ゲッサン表紙に巻中カラー、そしてクリアファイル付きと相当の援護射撃号。力はいってんなー。クリアファイルの片面は安藤と犬飼でした。これもまた懐かしいな! 潤也さんはどこだろう。
追い詰められる、絶体絶命の蝉。
一方、岩西は桃から「チクタク」の情報を得て…。
◆今月の蝉
「チクタク」に追い詰められ、屋上まで誘導されてしまう蝉。相当の絶体絶命パターン。チクタクの眉なしお姉さんは「30分で殺す」と予告した通りに、すぐには殺さず、まるでいたぶるかのように蝉を追い詰めていきますが…、もしかしてお姉さん、ナイフでやられたこと怒ってる?
屋上で見えたのはケータイの広告看板。「世界が携帯につながっている」
「連絡しろよ」と岩西に渡されていた携帯のことを思い出すが、岩西に電話をかけることを躊躇う蝉。「ずっと一人でやってきた」と呟き、まるで電話をかけて、岩西に助けを求めることを恐れているかのようだ。
…多分、蝉は人を頼ることを怖がっているんだろう。
今まであまりにも孤独な、誰からも必要とされていない人生を送りすぎていたために、「誰かに助けを求める自分」というのが想像できないんじゃないだろうか。岩西に電話をして助けを求めたりしたら、それは今までの自分とは明らかに違う自分だ。
変わってしまうことに、恐れをいだいているのだろうか。
でもそれ以上に、岩西とのあの出会いは蝉の中で大きなものになっていたようで。
ここでスーパー思い出タイム発動。
「蝉」と呼んでくれた事。
頭をナデナデしてもらったこと(スーパー乙女タイム)
だから、今月の蝉はやたら破壊力が高えって言ってんだろオラァ!
うわああああ!!蝉さんがぁぁぁぁ!!デレてるぅぅぅぅぅ!!!
「ずっと一人でやってきた…」 「助けてくれなんて言うもんか…」と意地を張る蝉も可愛いが、その直後カットインする岩西との回想シーンが卑怯すぎる。
蝉は何だ、アレか? 雨の日に拾われた子犬か何かかお前は。なんかいつの間にか岩西の存在が蝉の中で大きくなってるんですけど。
いいかみんな。こっからマジで蝉のターンだかんな。
ヤバイんだかんな。
岩西に電話をかけてる間も、まるで何かに祈るみたいに目をギュッと瞑って、何かに耐えてる様子なのが、もうホントなんつーか…。
岩西に電話がつながって、ヘタりこむ蝉。
どんだけですか。
電話がつながった後の、蝉の表情。
ちょっと無防備すぎやしませんかね!
岩西に現状を説明する蝉。とにかく今は絶体絶命だ。
ええええ!!! 岩西もデレた!!!
思いもよらない、岩西からの温かい言葉。
「お前のことだから、いらない意地はってかけてこねえんじゃねえかと思ってたんだ。」
「お、俺だって電話ぐらい… …できるっつうの…」
うわぁ、一度も見せたことない顔してるぅ…。
安心感と喜びがないまざったような、そんな表情の蝉。岩西と話せてそんなに安心したか。結構追いつめられてたんだな。
もはやデレを隠そうともしない蝉。一度は弱音を吐くも、岩西の言葉を聞いて威勢を取戻す蝉が、とてつもなく可愛い。すげえな岩西。
蝉さん、さっきまでちょっと泣きそうでしたやん。
復活である。
照れる蝉。
岩西がなんかやたら優しいし! 気持ち悪いぐらいだし!
どうしたというんだあの昆虫顔のオッサンは。何か悪いものでも食ったか。
しかしまあ、これで後は「チクタク」からの逃走パートかな。岩西も外から援護して、一旦このビルからは逃走。チクタクとの戦闘・苺原たちに関しては仕切り直しでもう一回だな。眉なしお姉さんへのリベンジは次だろう。
と思ってた。
◆今月の( ゚д゚)
「そう思ったのが、間違いだった。」
( д )
「最悪の状況だぜ。チクタクに的かけられたやつなんざ、もういらねえよ」
(; Д ) !!
え…、岩西…?
蝉のこと見捨てやがったぞ、こいつ…。
え? ええ??
えぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!
最悪だ!
絶体絶命の状況下で、岩西、まさかの裏切り。
ちょっと待てやオッサン。ここでこう来るかア!!!
まあ考えてみれば非常に岩西らしいとも言える、が、これはひどい。
慌てて電話をかけ直すも電源を切られたのか、「おかけになった電話は…」と繋がらない岩西のケータイ。
うわぁ。
蝉、焦る。
「何が起こったか分からない、信じたくない」表情。
「おかけになった電話は電源が入っていないか、電波の届かない所にあるため、かかりません」
かかりませんッ!!!
信じてたモノに裏切られ、見放され、呆然とする蝉。
やっと信じられるものが見つかったと思ったのに、突然裏切られ、何が起こったか一瞬わからないような顔。なんてこった…。そんな蝉を見て俺は、俺は…。
ちょっと興奮してきた。
うn??
いや、蝉のこの慌てっぷりを見て、ちょっとね、ほんのちょっとゾクゾクした。っていうかそそられたっていうか。
うn??
え? 何ですか、何か変なことでも言いました?
いいですか、強気で弱みを見せたら負けだと思っているような蝉がですよ、初めて人に頼ったその直後にまさかの裏切りですよ。心が折れるような展開ですよ。「ずっと一人でやってきたじゃねえか」というセリフは、そのまま「本当は誰かに助けてもらいたかった」という本心の裏返しですよ。
そして初めて信じてもいいかな、と思えるものに出会えた。その直後の裏切り。
そんな蝉の心境を考えるとですね、間違ってもそんな、わくわくするとか、興奮するとか…
すまん、やっぱクるわ。
すまん、みんな! 俺は変態だった!
こういう感想を抱くのは俺だけじゃないはず、と信じたい俺。っていうか俺。
人には多かれ少なかれ”嗜虐心”ってのが。いじめてみたい、っていう気持ち。それがちょっと刺激されたというか…
いや、違うんだ聞いてくれ。蝉ってば普段は強気だから、こういう、心が折れそうな場面は”かわいそうに”、と思う反面、なんかゾクゾクきちゃうというか…。
ちがうんやー、いつもの俺はこんなんじゃないんやー。
…閑話休題。
岩西に裏切られ、呆然とする蝉の元へ、無情にも迫ってくるチクタク。淡々と告げられる、蝉の「残り時間」。
かつてないピンチ。まだ第6話だよな? 絶体絶命すぎじゃないっすか。
それにしても、捨てられた子犬みたいな蝉の姿を見てると、やっぱこう、クるものがありますねェ(まだ言うか)。
◆今月の苺原とマネージャー
マネージャー生きてます!!(かなり死にそうだけど)
拘束服を着せられ、ワゴンに押し込まれた苺原。チクタクの犬に首を噛まれ、死んだものと思っていましたが、瀕死状態ながらもかすかに息があるみたい。よく生きてたなぁ。
瀕死の状態で、苺原を首折り男と認識するマネージャー。
「俺が 死ぬのは お前のせいだ…」
「あんなバカなこと ムリだったんだよ…」
「この街を… 守る なんて…」
「あの男を… 倒すなんて」
どういう事だ!?
マネージャーの発言から見るに、首折り男は「街を守るために、ある男を倒す」とマネージャーに語っていたようだが。しかし殺し屋が「街を守る」ってのは、どういう事なんだろうね。首折り男・大藪は、「人の役に立ちたがる」性格らしいですけど。
それ以上に、「あの男」って何だ。新キャラだろうか。
◆今月のダイブ
いよいよ追い詰められた蝉。
眉なしお姉さんのサドすぎる表情に噴きそうになる。こえーよアンタ。
今まであれば、刃で斬っていたはずの攻撃を、柄で殴るだけに変えているのが印象的。
使い捨てにされる犬たちに、岩西に裏切られた自分の姿を重ねているのだろうか。
「あいつら、お前らのことなんて…」
ほーら岩西ー。蝉さんスネちゃったじゃーん。
オッサン、もう大変だよ? 許してもらえないかもよ?
追い詰められた蝉がとった行動、それは屋上からのダイブ。
蝉の決意を見る限り、自殺のためのダイブ、というわけではなく、何か勝算があっての賭けに出た行動っぽい。しかしこの高さから落ちたら死ぬか、運が良くても骨折か。大丈夫かな。
そして「次号、…報復!!」というアオリ。
報復されるのはチクタクか…、あるいは岩西か…。
蝉の性格から言って裏切りは許さないだろうし、無事逃げられたら「チクタク」の前に岩西探しだろうか。まあ、あのオッサンマジでヤキ入れられた方がいいよね一回ぐらいさ。
◆今月のまとめ
岩西が普通にクズで笑った笑った。ダメだぁ、あのオッサン。
さんざん甘い言葉吐いといて、持ち上げてからページをめくった瞬間にドーン!と落とす! これぞ伊坂幸太郎×大須賀めぐみ! 度肝抜かれましたわい。
いやー、面白いなあwaltz。こんな展開があるからやめられねえ。
しかし岩西にとっての殺し屋が、あくまで「使い捨て」だということがわかる今回。
これだけ酷い裏切りされたら、もう岩西と蝉の間に、信頼関係なんて結べないんじゃないか、とも思うが数年後の「魔王JR」ではコンビ組んでるし、何が起きるかはわかりません。
裏切ったと見せかけて、というのは…、うーん、それは考えにくいか。次が気になりすぎるラストで来月が待ち遠しすぎる。ギギギ、一ヶ月はさすがに長いのうあんちゃん。
◆今月の下乳
裏切られた蝉が可愛すぎて、すっかり忘れそうになってた冒頭のサービスシーン。
ノーブラ…だと…!?
カラーPに桃のおっっぱいをねじ込んでくる大須賀先生に、執念を見た(笑)
次号も大期待です。
単行本も出たしねー。
名前 rabitbike
東京在住