◆ 第八十四幕 ミスっちゃダメよ、アイミスユー♥
サブタイはリンドバーグかな?
客観的に見れば若手アイドルナンバーワンが今まさに押し倒され、「お前の全てを取り込んでやろう!」とばかりにのしかかられてる状況ですが本人が取り込んでねーっつってんだから何もないんだよ!! 説得力はゼロだけどな!!
というわけで出雲アイドル共演編は危険がいっぱい、バレる確率も半端ねーとばかりに仕事場に突如現れたのは要くんと同じ事務所の蓮と圭。
何を隠そうこの二人はいっくんと同じクラスメイトだったのだー!!なので極端に正体バレを恐れる出雲と極端にスキャンダルを恐れる要くんの、そんな言い逃れできない状況でとっさの言い訳が涙がちょちょぎれるほどに苦しいものとなっておりますが、後輩とか関係者を全員外に出した上で仕事場でロデオごっことか苦しいにもほどがある…。連と圭だってこの状況はかなりマズいものだと認識を、
あ、スルーするんだ。
いやいやいや、今乗っかってたじゃん!!
これ入って(ry的なあれだったじゃん!!
1P前の全てをなかったことにするがごとく、普通におみやげを渡すクラスメイト二人の胆力には恐れ入るばかりです。ちょっと普通にスルーしすぎてて笑った。
しかしピンチはまだまだ続くよどこまでも。
花魁姿にフルチェンジしてる出雲といえどやはりバレる可能性は十分にあるわけで、しかも以前、連と圭が出雲の舞台を観に行った時は紗英のナイスアシスト(速攻バレてたが)により何とか事無きを得たという経緯も。
だけどもう助けてくれる人はどこにもいないという。ヤバい!ヤバイよいっくん!!
昔の学校のことが相当トラウマであるのは繰り返し示唆されてますが、本当にイヤなんだなあ、変な目で見られるのが。日常的に男に追っかけまわされる状況というのも想像を絶するし、軽く男性不信になってるきらいもあるかもですね。
でもまあrabitbikeさんはいっくんのことをいつも変な目、っていうか性的な目で見てるんですけどね。
軽く視姦とかしてるんですけどね。(最悪だ)
視姦っていうのはつまりこういうコマがあると、
(あ、これ俺に笑いかけてるな…)、(可愛い可愛い!!ぎごちない笑顔可愛い!!)、(曇らせたい!!)とか発奮しあげくおもむろにキラブリッジの体勢になって、え?別に解説しなくていいですか?
そういうわけでクラスメイト二人にサービススマイルで何とか誤魔化そうとするいっくん。震えながらわろうてるでこの子。いっくん、必死の取り繕いである。
しかしその努力も虚しく。
そりゃバレるよね!!完璧にバレるよね!!
國崎!!と名前まで呼ばれて絶体絶命のピンチですが…。
…いや、あー、うん!!
何かすごいミラクルを見た気がするが、うまく言葉にできない。とりあえず紗英の頑張りは無駄ではなかったということらしい。よかったよかった。
ところで出雲のことをそっくりさんと誤解中の蓮くんですが、例の黒髪の娘についても誤解は全く解けずにむしろ進行中らしいことが判明。
突然興奮するクラスメイト。
蓮くんは歌舞伎のことについてもうちょっと知識を深めたほうがいいと思う。
手遅れにならないうちに。
盛大に道を踏み外そうとしてるアイドルがここにいるんですが、「そのコを想って作った曲で…」のセリフが微妙に泣かせにきてた。蓮くん、その黒髪の娘は黒髪の娘じゃないんや、パオーンなんや。いや、お姉ちゃん力は確かにすごいんだけどさあ。
でもよくわからないがフラグは立ってる気はした。よかったね蓮くん、いや本当によいのかどうかはわからない。いいのか、おい。その道行ってもいいのか。
明かされる要くんの過去。
どうやらスキャンダルをガッチガチに恐れるその原因は、デビューしたてのころにグループのメンバーが喫煙で芸能界を引退してしまったことにあるらしい。
どこで誰が見てるかわからないから、常に間違いのない完璧な人間でいないと、と出雲に語る要くんですが、そんな理由があったのねー。しかしスキャンダルを気にする理由はわかったが、そもそも要くんがアイドルに固執する理由はまだ判明してないよなー。その理由は今週後半で明かされますが…。
しかしアイドルの大変さを知って、でももうちょっと肩の力を抜いたら? と頑なになってる要くんの態度をほぐそうとするいっくんがいい子すぎてほんわかした。いい話じゃないですか。
でも次のコマが衝撃的すぎて色々とふっとんだ。
卑猥!!外は黒くて中には白いのが詰まってる物体をムリヤリ口に突っ込まれる花魁の図!! ああ、お■■■ってそういう…じゃねーよバカ!!もうバカ!!俺のバカ!!
急に興奮するrabitbikeさんですがおめえ今日は下ネタばっかなのな!!ごめんなさいね、寒くてウィスキー飲んだらなんか酔っ払ったのです。シーモネーターなのです。視姦? さっきからし放題だよ!!
もぐもぐしてる…。
お(ry
打ち明け話の効果か、緊張もほぐれて歩み寄ってきた要くん。
出雲の「気持ちを取り入れた芝居」にも理解を示し、これならなんとか息のあった舞台が出来そう。しかし要くんのスパルタは教える側だけでなく教わる側でも発揮されるという。
歩み寄りはしたけど決して手は抜かないのである。これが若手ナンバーワンアイドルの秘訣か…。
で、次の日。
安心のセクハラ。
安心の末路。
紗英は地面が大好きだな!! あと壁も大好きだな!! どれぐらい好きかというとめりこんじゃうくらいな!! セクハラ→お仕置き→めりこみの流れが伝統芸能すぎて、もう何か最近だと紗英がめりこんでると安心します。よくわかんない心理だけど。
ところでメイドスキーが伏線っぽいことを。
さっき出てた「相方がスキャンダルで芸能界辞めた」云々のニュースで見たとかじゃなさそうだな…。
前も「どこかで見た記憶がある」と朧気な記憶の糸を手繰ってましたが、肝心のどこで見たかはまだ思い出せない様子。松樹が見た、ってことは何か歌舞伎に関係するところで見たってことだろうか。
歌舞伎とのコラボをお偉いさんにお願いされたって経緯が今回のステージの大本にありますが、ここでまた松樹の思わせぶりなコマがあるってことはそれだけじゃないのかな。
あ!禄くんと桐矢センパイだ!!桐矢センパイがいっくんに話しかけてきた!!
すかさずガードだ!! 鉄条網だ!!
紗英の警戒っぷりが半端なくてちょっと笑うんですがどっから出したその鉄条網。
要とうまくやってる?と出雲に聞く桐矢センパイですが、同じ生徒会室にいるんだから本人に直接聞けよとすげなくあしらわれてああんもう。
生徒会室メンバー同士はどうやら互いにあまり干渉しあわないドライな関係のようですが、それを「冷めた関係」と紗英に言われて凄む禄くん。オトモダチとかそんなヌルい関係じゃないんだよこっちはよお!!
ぬかしおる。
図星じゃないすか。そこまでキレるってわりと図星じゃないですか。
最近いっくんは禄くんの扱い方を心得てきたように思えるね。
やーいやーい、禄くんフラれてやんのー。やーい。
にまにま桐矢センパイ。
おチビさんに嫌われた禄くんが心なしかちょっと落ち込んでるように見えるのが腹筋に悪いですが、さりげなく(桐矢も悪いだろ)とか言ってる禄くんである。これ、さっきいっくんに言われたこと結構気にしてるよね…。
生徒会室にやってきた禄くんと桐矢センパイですが、そこで見たのはソファで眠りこける要くん。舞台も迫って稽古の疲れはやはり出てるのか、無防備に眠りこける要くんですが…。
夢に出てくるのは要くんの苦い過去。
どうやらアイドルになる前の要くんは周囲とも馴染めず、頭の良さもやっかみされて孤立してたっぽい。アイドルになることで自分の居場所が出来た感覚なのだろうか。
だから今の場所を離れたくない、芸能界を辞めたくない気持ちがスキャンダルを恐れる心理に繋がってるっぽいですね。
そんな風にうなされる要くん。ふふふ、弱ってる小動物って可愛いね。何言ってんだ俺は。
ところでこの部屋には
「可愛いは正義。可愛かったらノンケでも食っちまうんだぜ…」のフリーダム映画俳優がいます。
桐矢センパイはすげえな!!!ホントなんでも食っちまうんだな!!!
はいドーン!!!防衛本能発動!!
これは怖い。目が覚めたら桐矢センパイが10cmの距離まで縮めてきたとか確かに怖い。
やめろよ…禄がいるだろ…。
要くんの言う
「シャレになんないんだよ」がかなり的確に桐矢センパイの人となりを示していますが、やっぱそういう目で見てたのね要くん…。まあ桐矢センパイは普段が普段なので。
しかしどうやら桐矢センパイは別に要くんを食っちまおうとか奪っちまおうとかそういうわけではなく、ただ単純にうなされてたので心配になっただけだという。
なるほどなるほどー、うなされてて心配だから何を言ってるか確認しようと顔を近づけただけなんだね!! 耳を近づけて内容を聞き取ろうとしただけなんだね!
でも桐谷センパイがやる本当にシャレにならないこともあるのです。
しかしどうやら先ほどの出雲たちに言われた、「互いに踏み込まない、冷めた関係」という言葉に思うものでもあったのか、桐矢センパイはちょっと要くんのことを心配してる様子。
「そんな甘ったるい関係じゃねーんだよ!!」みたいなことを禄くんは言ってたが、何だかんだで仲間意識があるのだなー。
そしてそれは禄くんにとっても同じだったようで…。
禄くんがデレました。
禄くんがデレました。(大事なことなので2回言った)
う、うわああああああああああああああああ!!!!なんだこの綺麗な篠竹!! 誰だこれ!!!! 「な…なんかあったら言えよ…」じゃねーよ禄!! なんかイイヤツじゃねーか禄!! そんな禄くんは禄くんじゃないよ!! いいから灰皿にテキーラそそぐ作業に戻れよ!!ほら早く!!
要くんが俺たちの言いたいことを言ってくれたぞ!!そうだそうだ!!こんな綺麗な禄なんて禄じゃない!!返せよう!!俺たちの禄くんを返せよう!!!(ひどい)
それにしてもビックリした。まあ禄くんも高校デビュー(笑)で、中学時代は今と似ても似つかぬヨワッキーだったし、素の禄くんは人を思いやる心を持った優しい子なんじゃよ…。全部新兄さんのせいです。
しかし意外なことにデレた禄くんが予想外にイイヤツっぽかったのでrabitbikeさんは鼻から水が出たのです。禄くんは本当は優しい子なんじゃよ…。高校デビュー(笑)やっちゃった系なだけなんじゃよ…。
出雲の言葉は要くんの心にじわじわと届いている様子。
今まで「もっと肩の力抜いたら?」とか言ってくれる人がいなかったみたいですが、それだけ要くんが仮面を作って周りを寄せ付けなかったってことかなあ。
昨日の稽古を経て、要くんの頑なだった壁を壊すかのように、徐々にいっくんに心を開きつつある要くんですが…。
ところで出雲たちがやる「吉野山」ってどういう歌舞伎だっけ?という話をし始める禄くんと桐矢センパイ。
…なんかハードル上げてね?
…なんか誤解が生まれてね?
禄くんは余計なことしか言わない。ちぃ、覚えた。
禄ゥゥゥゥウ!!!あんたって子は!!あんたって子は!!!
綺麗な禄くんも束の間の夢と消え、ちょっと株を上げたと思ったら余計なことをドヤ顔でしゃべる灰皿のせいで要くんにスイッチが入ったでござるの巻。やったぜ!!それでこそ俺たちの禄くんだ!!(何がだ)
というわけで知らぬは仏ばかりなり、の出雲たちですが本番直前になってこの展開は波乱必死の舞台になりそうな感じですねー。
松樹の「どこかで見たことある」という伏線が気になる今週号でしたが、来週は舞台回だろうか? 楽しみですねー。期待!