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古川日出男 「アラビアの夜の種族」 感想

arabia.jpg 

 

 

読了。

 

ハードカバーで分厚くて、手に持つとずっしりと重くて、かなり分量のある1冊ですが、読んでるうちは長さを気にすることなく、「次はどうなるんだ!?」という感じで読んでました。

面白かった!

 

出版社/著者からの内容紹介
語られるのは、存在しない物語。13世紀エジプトを舞台とした奇書の登場!

聴きたい者の前に、物語は姿を見せる。ナポレオンのエジプト侵攻をくい止めるため、奴隷アイユーブが探しだした「災厄の書」。そして、物語が現実を浸食し始める--。

 

内容(「BOOK」データベースより)
聖遷暦1213年、偽りの平穏に満ちたカイロ。訪れる者を幻惑するイスラムの地に、迫りくるナポレオン艦隊。対抗する手段はただひとつ、読む者を狂気に導き、歴史さえも覆す一冊の書―。

(Amazon紹介文より)

 

 

アラビアンナイト+ウィザードリィ!

乱暴に言ってしまうとそんな感じ。ウィザードリィ小説ですよ奥さん。

 

もちろんそれだけではなくて、13世紀のエジプト風俗小説、あるいはナポレオンのエジプト遠征にまつわる裏の歴史小説ともいえます。

様々な要素が重なった多層構造を持つ小説で、それぞれが影響しあい、複雑怪奇な物語のうねりが生まれています。

 

著者の古川日出男は、そもそもデビュー作がウィザードリィのノベライズ「砂の王」という経歴。

「砂の王」もウィザードリィ愛好家でかなり評価をもらったらしいですが、この「アラビアの夜の種族」におけるウィザードリィ世界も凄い出来です。

現実と地続きであるはずの「昔話で語られるエジプト(あるいは砂漠のどこか)」に、ウィザードリィ世界を構築させるため、著者は細心の注意を払って物語を組み上げていきます。

 

方や、ナポレオンが遠征しにくる”現実”のエジプト。

方や、夜の語り手が語る、巨大な地下迷宮とそこで眠る魔王、そして封印された魔神。

 

それらが並んで物語は進んでいくわけですが、気付けば著者の魔術に嵌まり、読者は一気にアラビア世界へ。

あーらお客さん、いらっしゃ~い。な感じで迎えるのは、グール? 迷宮? 魔法使い?

独特の語り口調が誘う「剣と魔法の世界」ですが、小説内で並行して語られるのはナポレオン艦隊が襲い来る現実のエジプト・カイロ。

予断を許さない展開、予想を裏切る構成。文句なしに面白い一冊でした。

 

 

読む際は、タイトルにもあるように夜の時間がいいと思う。

出来ればお気に入りのお酒や、軽くつまめるものなんかを添えて。

ページをめくれば、いつしかそこはアラビアンナイト。

砂漠と夜と魔法と歴史が味わえる1冊です。

おすすめ。

 

 

 

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