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森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」 感想

morimi_yoruhamijikasi.jpg 

 

「分かったよ」

パンツ総番長は呻いた。

「ハッピーエンドだ。誰もが赤面することうけあいだ」 (第三章 御都合主義者かく語りき) 

 

読了。

一週間ほどかけてゆっくりと、大事に読みましたが、ページが残り少なくなっていくのを確認する度にせつなくなる小説でした。もっと読みたい。

 

森見先生の使うマジックリアリズムの手法はここに至って、「もうようわからんのになんか面白い」妙な世界を見事につくりあげてます。

この作品に登場するあらゆる人物・小道具には「頭のネジが10本ぐらいゆるんでいるような設定」があり、ただ通りすがる平凡な人間は誰一人として存在しません。

詭弁論部、偽電気ブラン、閨房調査団、古本市の神、韋駄天コタツ、偏屈王事件。

夜の先斗町で、夏の古本市で、御都合主義者が暗躍する学園祭で、魔風邪ふきあれる冬の街で、

それらをとりまく一癖というかもう癖しかない人物たち。

その中で一際輝くのがこの物語のヒロインである「黒髪の乙女」の可愛らしさと、彼女に片思いするサークルの「先輩(私)」の七転八倒振り。

 

とにかく笑えます。

 

読んでてなんかワクワクするなあ、と思っていたんですが、よく考えてみると、このワクワクはrabitbikeさんが大学に通うため、一人暮らしを始めたころのワクワクに似てるような感じがするんですよ。

面白そうなことがこれからありそうだし、なにより一人暮らしの自由をこれから味わってやろうという期待感。

「黒髪の乙女」は大学に入ったばかりで、目の前に現れる怪しい人たちに興味津々で、それは大学入学したてのときのrabitbikeさんの気持ちと重なるものがあります。

そして「先輩(私)」は、大学生活をもう何年か過ごしてきています。四畳半のアパートで寝起きし、へもい(by本上まなみ)毎日を送りながらもなんだかんだで飽きない日々。それもrabitbikeさんが大学で経験してきた日々でもあります。

そういった、大学生特有のなんともいえない空気を感じながら読みました。青春だなあ。

 

物語は終盤、綺麗にストンと収まるべきところへ収まりますが、それがなんとも可愛らしい終わり方をして〆ています。

秋の夜長の一冊に相応しい、いい小説でした。

森見作品では「太陽の塔」が一番好きでしたが、今度はこの小説と並んでの双璧になりそうです。

 

 

 

[読書感想] [森見登美彦]

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Category | 読書
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